乳首舐め

サエコの乳首を根元からかじり取るように強く吸うと、彼女は無言のまま、僕の頭を抑えつけた。それを合図のように感じて、力を緩め今度は舌先で包むように優しく乳首舐めをする。すると、サエコは満足そうにポンポンと僕の頭を叩いてくれた。上目遣いでサエコを見ると、彼女は僕の頭を撫でながらうっすらと微笑みを浮かべていた。もし、サエコが口を利けたなら、僕の乳首舐めにどんな喘ぎ声を出すのだろう。彼女は失語症なのだ。
サエコが声を失ったのは、実は僕も関係している。サエコはもともとは僕の会社にいた。僕とサエコの二人は新卒で同期入社だった。ただ、研修期間中から、ちょっとしたことにも敏感であり物怖じする性格が見て取れていた。
だが、案外とすんなりサエコは僕に心を開いてくれた。二人しかいない同期で僕しか頼れる人間がいなかったのだと思う。二人で食事に行ったりお酒も飲んだりした。ただ、それはあくまでも同期の縁であり、男女交際を意識するようなものではなかった。
やがて、研修を終えて、僕が本社、サエコが支社に配属された。そのため、社内で顔を合わせることもなくなった。最初の頃は毎日のようにLINEでやり取りしていたのだが、忙しさにかまけた僕は次第に返事もおろそかになっていき、僕たちの関係は疎遠になっていった。
電話エッチ
そして、サエコは失語症になった。後から知った話だが、入社半年で出社してこなくなったらしい。噂では結構上司から強い口調で怒られたり、同僚からハラスメント的なこともされていたそうだ。それを知り、僕はサエコに連絡を取り、彼女の家に様子を見に行ったのだが、そこには強いストレスに負けてうつ病になり、挙句に言葉も失った弱い一人ぼっちの女性の姿があった。
今、僕は彼女のリハビリに付き合っている。失語症は脳にダメージがあるわけではなく一時的なものだろう、という医師の見立てである。敏感すぎたサエコは、僕というストレス発散口を失いうつ病になったのだ。僕にも責任があるし、リハビリに付き添う内にサエコに惹かれていったことは事実だ。僕たちが結ばれることにそう時間はかからなかった。
僕が乳首舐めを終えると、サエコは息を漏らしながらスマホに何かを打ち込み僕にそのメッセージを見せた。そこには「乳首舐め大好き」と書かれていた。サエコから喘ぎ声が聞けるその日まで、僕は乳首舐めを続けていくつもりだ。
乳首開発
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