無料のオナ電

「オフパコとかには興味ないかなー」と、電話口の向こうでオナ電仲間のシンディーが言っていた。
もちろん、シンディーとは偽名でありれっきとした日本人だ。まあ、僕も「ナマステブチ」なんて偽名を使っているんだからどっちもどっちだ。
僕たちは無料のオナ電をしている。きっかけはSNSでの交流だ。何かムラムラしているから一本抜きたいわーなんてアホな話をチャットでしていて、するとシンディーがそれだったらいいものがあるよ、とある無料通話アプリを教えてくれた。
いや、僕もネットワーク関連の仕事をしているので、無料通話アプリくらいは知っている。ただ、仕事やプライベートでもコミニュケーション手段はほぼメールかチャットであり、既に僕の中の基準では、電話なんて過去の遺物と言う認識なのだ。シンディーともテキストベースでエロは済ませており、あえてオナ電する必要なんてあるのか?と正直思っていた。
テレエッチ
ところが、これがハマった。シンディーが僕の言葉責めに感じているのだ。それはテキストではわからない、声の強弱や息遣いに如実に表れていた。口頭でのコミニュケートと言うものに懐疑的だった僕も、ことエロ関係においては聴覚刺激も必要なことなのだと強く感じた次第である。
しかし、だったら、無料のオナ電なんかではなく、普通にオフパコすればいいのではないか?と思ったことも事実だ。だが、僕が提案をすると、興味はないとあっさり断られた。
「実際に会っちゃうと私はシンディーじゃなくなっちゃうからねー」と彼女は言っていた。確かに「ナマステブチ」と「シンディー」の関係を維持するならば、会わないことが賢明なのかもしれない。
こうして、夜通し、シンディーとの無料のオナ電を堪能した翌朝に会社に出社すると、冴えない女子社員が上司からの指示で黙々と会議資料のコピーを取っていた。会議資料なんて電子化するべきなのに、こう言うところはまだまだうちの会社もイケていない。それはおそらくコピー取りマシーンと化している彼女も同様に思っているだろう。
その辺りの不満は、夜になるとシンディーに変身する彼女から吸い取ってあげればいい、と上司とコピー機の間を行ったり来たりしている彼女のケツを眺めながら思った。
ライブチャットのオナニー
無料のオナ電